開催レポート

7/28(金)聖路加国際病院 夏休み公開講座(子ども向け)を開催!

2017年7月28日(金)聖路加国際病院 夏休み公開講座を開催しました!


当日の会場の様子


【開会挨拶】糸魚川順先生(聖路加国際病院 理事長)


【授業】「小児がんってどんな病気?」真部淳先生(聖路加国際病院 小児科 医長)によるという30分間の授業。
小児がんを初めて聞く人、知る人に、とても分かりやすい言葉で説明してくださりました。また、聖路加で取り組んでいる小児がんの子どもが日々の検査や治療で少しでも怖い思いや痛い思いをしないようさまざまな工夫をされていることもお話してくださりました。


【小児がん体験談】三川草平さんによる体験談。三川さんは、4歳の時に、網膜芽細胞腫という眼球にできる”がん”が見つかり、全盲になりました。また、15歳の時には、横紋筋肉腫というがんにも罹患しました。2つのがんを経験された三川さんですが、数学が得意で、大学では数学を専攻し、現在は、社会人として毎日通勤されています!このセミナーの日も、ひとりで聖路加国際病院までお越しになりました!素晴らしい!!



全盲の三川さんの強い味方!
メールを打ったり、読み上げる機器(点字ディスプレイ)。メールの文章など、点字が浮き上がり、指で凹凸をなぞり文章を読むことができます!

アレックス・スコットちゃんのお話を動画で紹介。
小学生から高校生までこころに響く動画です。


【小児がん支援のレモネードスタンド体験】①レモネードを作ってみよう!
各テーブルで、レモン液、水、お砂糖を混ぜてレモネードを実際に作ってみました!


②レモネードスタンドを開催してみよう!
「小児がん支援のレモネードスタンドでーす!」「募金をお願いしまーす!」と声を出してレモネードスタンドの模擬体験をしました。見学者のお父さん、お母さんにはおもちゃの紙幣を募金していただき、子どもたちの手作りレモネードを飲んでもらいました!


【感想】みんなに今日の感想を書いてもらいました!

【アンケート結果からの感想抜粋】
「自由研究の題材をさがしていて「レモネードスタンド」を見つけたから。」
「小児がんと大人のがんは何がちがうか知りたかったから。」
「日本の約 2,000 人の子供がかかる病気で、その子たちがかわいそうだと思いました。でも、そのうち 70%は生きることができると知った。だけど、そのかわり 30%の子供たちは、亡くなってしまうのがかなしいです。」
「小児がんという言葉は聞いたことがあったが、くわしくはしらなかった。30%ぐらいの人ががんによってなくなっていることはしらなかった。それにたたかうため多くの人ががんばっているということがわかった。より治療法もふえてほしいと思います。」
「小児がんて、前は大人のがんと同じやつかと思っていたけど、話を聞くと大人のがんとちがうことが分かりました。」
「僕は小児がんについて、あまりよく知らないでいました。今回、体験者さんの話を聞いて、抗がん剤治療の副作用は大変だなと感じました。」
「 小児がんは思ったより全然絶望な病気ではなかった。そして、治るためには治療を受けるだけではなく、周りの人のサポートや、メンタル・ヘルスも大事にしないといけない。そのため、医者だけじゃなくて NGO、ボランティアの方、ソーシャルワーカ、研究者の方の力も必要となるを知りました。」
「年間に 2,000 人程度しかならないということに驚いた。これから先、もっと生存率があがって、小児がんになってしまった人たちが全員たすかるぐらいに医療が進歩すれば良いと思いました。」
など、たくさんの感想をいただきました。

アンケート結果全文はこちら


【集合写真】

皆さん、ありがとうございました!!

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イベントタイトル:聖路加国際病院 夏休み公開講座 小児がん支援のレモネードスタンド体験
開催日時:2017年7月28日(金)13:30-15:30
会場:聖路加国際病院 本館 2F トイスラーホール
共催:聖路加国際病院
認定NPO法人キャンサーネットジャパン
後援:公益財団法人がんの子どもを守る会
助成:子どもゆめ基金
参加者:44名(小学生15名、中学生7名、高校生22名、専門学校生2名)
見学者:18名