レモネードスタンド活動とは

レモネードスタンド活動とはどのような活動でしょう?
小児がん支援のレモネードスタンドが始まったきっかけや、小児がんとはどのようなものなのか
小児・AYA世代のがんの現状や、どうして支援が必要なのか調べてみましょう。
がんと闘う子どもたちのために、レモネードスタンドの開催を通して、多くの人に伝えてください。
その行動が、社会に広がる大きな力になります。
※AYA 世代のAYA(アヤ)とは、Adolescent and Young Adult(思春期と若年成人)の略であり、一般的に15歳~39 歳を指します。

  1. 小児がん支援のレモネードスタンド
  2. 小児・AYA世代のがん支援が必要な理由
  3. 集まった寄付は小児・AYA世代のがん患者支援に活用

【1】小児がん支援のレモネードスタンド

がんと闘うアメリカの少女が、同じ病気と闘う友達との別れを経験していく中で「レモネードスタンドでお金を集めて、がんと闘う子供たちを助ける治療法を見つけてもらおう!」と自宅の庭でレモネードスタンドを開き、集まったお金を病院へ寄付することを始めました。アメリカでは子供たちのお小遣い稼ぎや社会勉強のためにレモネードスタンドを開くことが夏の風物詩となっていました。少女が始めた活動は、メディアに取り上げられ全米に広がり、少女が亡くなった今もその意思は引き継がれています。
現在、日本でも英語の学校教材として取り上げられるなど「レモネードスタンド」という活動が徐々に広まってきています。学校の文化祭や地域のお祭り、自宅のガレージ、企業のイベントなどでレモネードスタンドを開催し、集まった寄付は小児がん支援に活用されています。

【2】小児・AYA世代のがん支援が必要な理由

小児・AYA世代のがんは患者数が少ない上に希少ながんが多く存在します。
治療研究や新薬開発を進めるには膨大な費用がかかりますが、患者数の少ない小児がんは研究開発費の回収が難しく、治験(お薬の安全性や有効性を調べる試験)を始めても患者数が少ないため、結果が分かるまで長い期間がかかってしまいます。そのため研究開発が遅れている状況にあります。徐々に治療環境の整備などが進んでいますが、まだ十分とはいえません。
さらに、がんを克服しても成長の違いや、不妊など晩期合併症を抱えている人も多く、長期のフォローアップが必要です。就学や就労、恋愛、結婚など社会で自立するための支援も必要としており、大人のがんと異なる課題があります。

AYA 世代のAYA(アヤ)とは、Adolescent and Young Adult(思春期と若年成人)
の略であり、一般的に15歳~39 歳を指します。AYA 世代のがん患者は、治療
中やその後の生活の中で、就学、就労、恋愛、結婚、出産など人生のターニン
グポイントとなる様々な出来事と向き合う機会が想定され、高齢のがん患者とは異なるAYA 世代特有の問題があると考えられています。

【3】集まった寄付は小児・AYA世代のがん患者支援に活用

レモネードスタンドジャパンは、認定NPO法人キャンサーネットジャパンが運営をしており、全国各地で開催するレモネードスタンドを応援・支援しています。開催時に集められた募金は、小児がん研究に役立ててもらえるよう小児がんの研究団体に助成を行っている他、22歳以下のがん患者さんへ新古ウィッグプレゼント企画の運営などを行っています。
*詳しくは、寄付の使われ方をご覧ください。
寄付の使われ方